電線塗膜剥離剤「デペント」塩素系溶剤タイプ[常温使用]

 

≪用途≫

電線に塗膜しているエナメル・ポリウレタン・ポリエステル・1部エステルイミドの絶縁樹脂を膨潤剥離するタイプの薬品です。

 

≪使用方法≫

①浸漬→②取出→③放置→④膨潤→⑤拭取→⑥後処理

【説明】

①、②電線の剥離したい部分を液体に浸漬させ取り出す

③数秒~数分放置(種類・線径で差有)

④塗膜絶縁樹脂が筒状またはブツブツと膨潤(浮く)

⑤絶縁樹脂が完全に線材から膨潤したら布、紙などで丁寧に拭き取り剥離完了

⑥後処理はハンダ付け等で酸化させない事が前提(方法は別途にて紹介)

 

≪種類≫

「酸性」

臭気が少なく、さらっとした粘度で作業しやすい

「デペントK」細線)…最も粘度が少なく(薄い)細線に付着しやすく拭き取り易い

「デペントKC」万能)

「デペントKX」万能強力)…中粘度で細線~太線まで幅広く対応する

「デペントBC-60」太線強力)…高粘度で太線に粘り強く絡み渇きが遅い

 

「弱アルカリ性」

強いアンモニア臭が有るが粘度が高く電線に厚く付着する 拭き取り後の酸化速度が酸性系より緩やかである

「デペントSA」細線)…低粘度で持ち出しが少ない

「デペントP-A、B」2液混合(強力)…混合する事で剥離力が増加し一部エステルイミドも対応

 

【塩素系溶剤タイプ:主成分ジクロロメタンの主法令】

労働安全衛生法 特定化学物質 第2類:ジクロロメタン (P-Bのみ劇物含有)

・その他の適用法令等の詳細は、SDSをご参照ください

 

≪使用期限≫

主成分の揮発性が高い為、保管温度20℃以上で6ヶ月、20℃以下で12か月を推奨

デペント 総合カタログ

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